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ID:4956
作成日: 2022/07/26
[IRM]RoboCopyが失敗したり、クライアントローカル/ファイルサーバ上のファイルが開けない/保存できないなど不安定な動作になる
InterSafe IRM をご利用の場合、クライアントローカル/ファイルサーバ問わず、
InterSafe Client がアクセスするフォルダ階層すべてに、フォルダの識別情報・パス情報を持った「IRMTMPVOL」、
「IRMTMPDIR」という隠し属性のファイルが自動的に作成されます。
NTFSフォーマットのフォルダではこれら暗号化に必要な情報(IRMTMPVOL、IRMTMPDIR)が、代替データストリーム領域(ADS)に保存されます。

IRMTMPVOL、IRMTMPDIR はフォルダの識別情報・パス情報を保持しているため、
robocopyコマンド等でファイルコピー時に、上記ADS内の IRMTMPVOL 、 IRMTMPDIR を
コピーしてしまうと、コピー先のファイルは開けない/更新できないなど不安定な動作になります。
※ADS領域をコピーすることで事象が発生する可能性があるため、
 ファイルサーバー間のコピーだけではなく、同一ファイルサーバー内でファイルをコピーする際も同様です。

このような事象が発生する場合は、ADS内の情報はコピーしないようにしてください。

1. MicroSoft社のサイトより関連KB2646535を入手し、管理者権限で適用します。
    ※ PC再起動が必要です。
    ※ x86用x64用がありますのでご注意ください。
    ・x86用:Windows6.1-KB2646535-v4-x86.msu
    ・x64用:Windows6.1-KB2646535-v4-x64.msu

2. コピーの際、隠し属性のファイルや、代替データストリームをコピー対象から外します
  DCOPY パラメータに「D(代替データストリーム)」を指定しないようにしてください。

   × robocopy /DCOPY:DA  ※デフォルト
    robocopy /DCOPY:A
    robocopy /DCOPY:AT
    
   ※ /COPY につきましては、 パラメータの有無に関わらず、
    代替データストリーム領域がコピーされる動作になるため、使用しないようお願いいたします。
対象バージョン
 
対象ビルド
 
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ご回答いただきまして、ありがとうございます。
今後の参考にさせていただきます。
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