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ID:4161
作成日: 2015/07/06
Ver8.xを32bitOSで利用する際の制限について
※本FAQは、32bitOSで Ver8.x 以降の製品を利用されるお客様のみ対象となります。

Ver8.x製品を32bitOSで利用時、フィルタリングサービスの待受ポートのプロセス数に
1000を超えた値を設定すると、URLデータベースが読み込まれない不具合が確認されて
おります。

この問題の対応として、Proxy版 Ver8.5以降では、プロセス数が1000を超える値が設定
されていた場合、起動するプロセス数は設定している値となりますが、内部で利用している
フィルタリングサービスの待受プロセスが1000になるよう調整しております。

●Proxy版(Ver8.5)の場合

Proxy版プロセス数

各ポートに設定されているプロセス数の合計を総数とし各ポートのプロセス数の
比率を算出します。そして、その比率を元に各ポートのプロセス数を調整し
プロセス数の合計が1000以下となるようしています。

例1) HTTP ポート 8080 プロセス数 500
       HTTPS ポート 8443 プロセス数 500
       FTP over HTTP ポート 8021 プロセス数 300  の場合

       HTTP  500 * 1000/1300 = 384
       HTTPS  500 * 1000/1300 = 384
       FTP over HTTP  300 * 1000/1300 = 230  となります。

例2) HTTP ポート 8080 プロセス数 1000
       HTTPS ポート 8080 プロセス数 75
       FTP over HTTP ポート 8080 プロセス数 75 の場合

       HTTP 1000 * 1000/1150 = 869
       HTTPS 75 * 1000/1150 = 65
       FTP over HTTP 75 * 1000/1150 = 65  となります。

       プロトコル毎に指定するポート番号が全て同じ場合、実際にプロセスとして
   起動しているのはHTTPポートに設定されたプロセス数の値になります。
   (例2)の場合は1000が起動します。)
   しかし、プロセス数の調整は3つのプロトコルの合計値から行いますので、
   HTTPS、FTP over HTTPに設定されているプロセス数も合算されてしまい、
   実際に利用できるプロセス数が減少してしまいます。
   そのため、HTTPS、FTP over HTTPに設定するプロセス数を設定可能な
   最小値である「1」と設定していただくことで、実際に利用するプロセス数を
   より多く起動できます。

       例2)でHTTPS、FTP over HTTPプロトコルのプロセス数を「1」とした場合

       HTTP 1000 * 1000/1002 = 998
       HTTPS 1 * 1000/1002 = 1
       FTP over HTTP 1 * 1000/1002 = 1  となります。


●ICAP版(Ver8.0、8.5)の場合
ICAP版プロセス数
ICAP版の場合、ICAPポートのプロセス数が1000を超えて設定された場合、
1000起動するようになっております。

※Proxy版、ICAP版ともに64bitOSでは起動プロセスを1000までとする上限はございません。
   ただし、設定できるプロセス数は9999までとなっております。
※プロセスを極端に増加すると、フィルタリングサービスが正常に動作しなくなる
 場合がございますのでご注意ください。

<注意>
なお、Ver8.0へバージョンアップを行なってかつ、バージョンアップ前にプロセス数
合計が1000を超えた設定で運用されていた場合、プロセス不足が発生する場合がございます。
その場合は、本制限がない64bitOSに変更する、または、Ver8.5以降へバージョンアップする、
サーバの台数を増加することをご検討ください。

対象バージョン
8.0 , 8.5 , 9.0
対象ビルド
0808以降
一般情報
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ご回答いただきまして、ありがとうございます。
今後の参考にさせていただきます。
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