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ID:5222
作成日: 2023/05/19
[ILP共通] InterSafe Managerが利用できない

<概要>
 InterSafe Managerが利用・起動できない、またログイン後にエラーが表示される場合
 ILP Serverに必要なサービスが立ち上がっていない等の理由が考えられます。

<前提条件>
 ILP Serverは、Apache、Tomcat、PostgreSQL が起動している必要があります。
 まずサービス一覧より、上記3つのサービスが起動していることを確認してください。
 ・PostgreSQLが起動していない場合には、InterSafe Managerは起動できますが、
  ログインボタンをクリックすると”予期しないエラーが発生しました”と表示されます。
 ・Tomcatのみが起動できない場合、ミドルウェアがアップデートされている可能性がございます。
  詳しくは下記FAQをご確認ください。
  FAQ5190  ミドルウェアをバージョンアップした場合の影響について 
<原因>
 ILP Serverのアップデート後や、サーバーOSの再起動後に発生することがあります。
 以下の1から順にご確認ください。
 ※バージョンにより、一部表記やパスが異なります。
1. "HTTP 404 未検出 Webページがみつかりません。"と表示される場合
 1-1.URLの確認
  URLがただしく入力されているかご確認ください。

  特に大文字や小文字の入力間違いや"."が抜けていないかご確認ください。
  ILPServerインストール環境ではこちらをコピーしてご利用ください。
  http://localhost/ISManager/faces/sysadmin.jsf
 
 1-2.アプリケーションの有効化(新規インストール、バージョンアップ直後の場合)
  ILPServerのインストールが正しく完了していない可能があります。
  "HTTPServerの設定"及び"ILPServerアプリケーションの有効化"を再度実行してください。 

2.
"サーバーの初期化に失敗しました"もしくは
  ”
システムが初期化処理に失敗しました表示される場合
 2-1.サーバーOSの再起動
  バージョンアップ後にサーバーOSの再起動をしていない場合、サーバーOSの再起動をお試しください。

  サービスが起動しきれていない場合には、再起動にて解消する可能性があります。

  再起動が難しい場合は、[スタート]-[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]より、
  Apache2.2、Apache Tomcat8、postgresql-x64-9.2の順番でサービスを停止し、
  postgresql-x64-9.2m、Apache Tomcat8、Apache2.2の順でサービスを開始してください。

 2-2.ポートの確認
  サービスは立ち上がっている状態でも、ポートがバッティングしている場合は

  ポートのみ利用できない状態になっている可能性あります。

  2-2-1.コマンドプロンプトにて、ポート情報を取得
   > netstat -oan -p tcp
   ※コマンドは一般的なものですので、詳細はインターネット上の情報をご参照ください。

  2-2-2.各ポートのPIDを確認
   手順2-1の実行結果より、各ポートのPIDを確認してください。
   各サービスは以下のローカルアドレスで表示されます。
   (ポートはデフォルトです。)
       Apache2.2  → 0.0.0.0:80
       Tomcat8    → 0.0.0.0:8080
       PostgreSQL → 0.0.0.0:5432   

  2-2-3.各PIDが利用しているサービスを確認
   タスクマネージャーの[詳細]タブにて、手順②で確認したPID
   が利用しているサービスを確認してください。
       それぞれ、以下右側の名前が表示されれば正常にポートを掴めています。
   Apache2.2  → httpd.exe
   Tomcat8   → Tomcat8.exe
   PostgreSQL → postgres.exe

   別のサービスが利用している場合は、バッティングしています。
   以下の手順でポートを変更してください。
   FAQ3645 Tomcat、Apache、PostgreSQL利用ポート番号が競合した場合の対応方法

 2-3.warファイルの再展開
  ILPServerを利用するためのプログラムに問題があった場合は

  いったん削除し、.warファイルを再度展開することで解消する可能性があります。

  2-3-1.ILPを導入されたサーバのサービスより
      「Apache2.2」、「Apache Tomcat8.0 Tomcat8」サービスを停止します

  2-3-2.C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 8.0\webapps\
    以下にある以下のフォルダーを削除します。
    \ISManager\
    \ISServer\
    \ISUpdateServer\
    \ISILPWeb\
    \ISWorkflow\
    ※ご利用のバージョンによって、存在するフォルダが異なります。
     上記フォルダが存在する場合は、削除してください。

  2-3-3.サーバーを再起動します。
    (再起動後は前項のフォルダー配下にある.warファイルが展開され、フォルダーが生成されます)

 2-4.データベースの再リストア
  データベースのリストアに失敗している場合、データベースを

  再度リストアすることで解消する可能性があります。

  FAQ3685 データのバックアップ/リストア手順
  以下の順で、対応をお願いいたします。
   1.データベースのバックアップ手順
   2.データベースのリストア手順

  ★データ容量が大きく、時間がかかる場合はご相談ください。

 2-5.アプリケーションの再インストール
  手順2-1~2-4にて解消しない場合は、インストールしたアプリケーションそのものを

  に問題がある可能性があります。

  2-5-1.データベースのバックアップ取得
    FAQ3685 データのバックアップ/リストア手順
    1.データベースのバックアップ手順 
  2-5-2.ILP サーバーのアンインストール
    アンインストール手順は、インストールマニュアルをご参照ください。
  2-5-3.ILPサーバーの再インストール
    インストール手順は、インストールマニュアルをご参照ください。
  2-5-4.データベースのバックアップ取得
    FAQ3685 データのバックアップ/リストア手順
    2.データベースのリストア手順

   ★データ容量が大きく、時間がかかる場合はご相談ください。

3. "セッションが無効です。ログインしてください"と表示される場合
  Windows Server のIE ESC の設定が有効になっている場合は、ユーザー/グループの追加画面を表示しない等、

  InterSafe Manager が正しく動作しない場合があります。

  3-1.導入するServerマシン上で[Windows]キーを押しながら[R]キーを押下し
     [ファイル名を指定して実行]-「servermanager」と入力し[Enter]

  3-2.サーバーマネージャー画面で[ローカルサーバー]-[IE セキュリティ強化の構成:有効]をクリックして
     Administrator/Userグループ双方をオフに変更し、
[OK]をクリックして設定を[無効]に変更して下さい。
  3-3.インストールが完了後、上記設定を元に戻します(任意)

4. "システムが動作可能なデータベースバージョンではありません。"と表示される場合
  
アプリケーションとデータベースのバージョンが一致していない場合、上記メッセージが表示されます。
  4-1を実施しても解消されない場合は、データベースのパラメータが設定されていない可能性がございますので、
  4-2を実施してください。

  
4‐1.データベースバージョンの変換
    
    4‐1-1.
(インストールメディア)¥Autorun¥Autorun.exe を管理者として実行、「アップデート」をクリックします。
    4-1-2.「データベースのリストア・変換」をクリックします。
    4-1-3.アップデートツール画面で[User password]に PostgreSQL のパスワードを入力、[Test]を押下します。
    4-1-4.現在のDBバージョンを表示しますので、[OK]をクリックします。
    4-1-5.[Conversion]をクリックし、変換が終了したら[OK]をクリックします。

  4-2.ISDBのパラメータ設定

    4-2-1.pgAdminを起動し、ログオンします。
    4-2-2.PostgreSQL XX(localhost:5432)-データベース-ISDBを右ボタンクリックし、[プロパティ]-[Parameters]を確認します。
    4-2-3.以下4つのパラメータがない場合には、右上+より手動で設定します。
    

■上記にて解消しない場合は、以下のログを圧縮してお送りください
 ・C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat X.X\logs
 ・C:\Program Files\Apache Software Foundation\ApacheX.X\logs
 ・C:\Program Files\PostgreSQL\XX\data\log

 ※ ドライブ/パスは環境/Verにより変わります。
    ご不明な場合は、インストールマニュアルをご確認ください。
 ※ 明らかに関係の無い過去日付のログは除いてください。

対象バージョン
5.0以降
対象ビルド
 
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